日本と違うイギリスでのインフルエンザの治し方
先日、4年ぶりにインフルエンザに罹ってしまいました。
実は、日本に一時帰国していた際にインフルエンザの予防接種を受けていたのですが、油断して手洗い・うがいを怠っていたこともあり、1週間ほど自宅にこもりきりでした。
今は完治して元気になっているのですが、日本と治し方がちょっと違って面白かったので、今回は私がどのようにして、インフルエンザを治したかをご紹介したいと思います。
インフルエンザに罹っても病院に行かない
イギリスではNHS(National Health Service)と言う、イギリス政府が運営する国民保険サービスを利用して原則無料で病院を受診できます。
日本では自分の症状に合わせて、例えばインフルエンザだと内科だとか、やけどをしたから皮膚科などと自分で行く病院を決めますが、イギリスではどんな症状でも、住んでいる近くの登録したGP(かかりつけ医)に行かなければなりません。
そこで、NHSのHPを見てみると ⇒ Flu - NHS
インフルエンザはGPで診てもらわなくても1週間くらい経つとよくなってくる
と書かれていました。
日本のように病院を受診して何時間も待ってインフルエンザの検査をして、
発症後48時間以内であればインフルエンザウィルスの増殖を抑える働きが期待できる、タミフルやリレンザなどの薬を服用する、なんてことは必要ありません。
小さいお子さんや、65歳以上の高齢者、持病のある方や妊婦さんなどは『111』でどのように対処すればよいかアドバイスがもらえるようです。
早くインフルエンザを治すためにすること
安静にしてよく休む
本当にこれが一番大切です。
発症してから5日間は感染のリスクが高いので、他の人との接触は避けるとよいとされています。
夫は仕事もあるので、感染しないよう別の部屋で日本から持参したマスクをして過ごしていました。
暖かくする
私は日本から持ってきた湯たんぽを布団の中に入れてぬくぬくしていましたが、
イギリスにもHot Water Bottleという昔の水枕のようなゴム製の湯たんぽを
購入することができます。
英語サイト
Hot Water Bottles & Covers | Bedding | John Lewis & Partners
水分をこまめに飲む
タンブラーに白湯を入れてこまめに水分補給をしていました。
高熱や関節痛や体の痛みを和らげるための薬を飲む
イギリスではParacetamol(パラセタモール)やIbuprofen(イブプロフェン)といった鎮痛剤が、処方箋も必要なく薬局やスーパーで購入できます。
今回、私は『LEMSIP MAX』をスーパーで夫に買ってきてもらい飲んでいました。
粉をお湯に溶かして飲むタイプで、ほっとレモンのような味で飲みやすかったです。
英語サイト
風邪の時にも飲めるので、常備しておいても良いかもしれません。
レムシップの成分についてはこちらに詳しくまとめています
栄養のあるものを食べる
インフルエンザになると、食欲が低下したり、胃や腸の消化吸収の働きが悪くなることがあります。
脂肪や繊維を多く含む食材や油を使った料理を避けて、ごはんや麺などの糖質を中心に消化の良い食べ物を中心に食べるとよいです。
合わせて、ビタミンA(のどや鼻などの粘膜を保護する働き)、ビタミンB₁(糖質をエネルギーに変えて体の疲れやだるさを取ってくれる働き)、ビタミンC(ウィルスに対する抵抗力を高める働き)、タンパク質(新陳代謝を高める働き)も摂れるとさらによいです。
また、菌やウィルスは熱に弱いので、体を温めることで免疫力が上がると言われています。重症化を防ぐためにも、イギリスでもスーパーで簡単に手に入る、生姜やネギなどの体を温める働きのある食材も取り入れましょう。
私は、ふやけたごはんが苦手なので、雑炊やおかゆではなく、普通のごはんにサーモンの煮つけ、味噌汁に生姜の絞り汁を入れて飲んだりしていました。何も作れない時は、ひたすら果物(オレンジやグレープフルーツ、イチゴ)をつまんでいましたが、少し楽になってきたら、パプリカや豆の入ったトマトスープや、たまごとほうれん草のトーストなどを作って食べました。
イギリスでは、特に病気の時はこれを食べるというのはあまり無いようで、チキンスープやコーラ、アイスなどを食べる家庭が多いようです。
最後に
1週間ほどでインフルエンザは治りました。
病院に行かなくても治るんだど正直驚きました。予防接種をしていたので重症化しなかったのも良かったのかも知れません。
他の人に感染させてはいけないので、10日間は夫以外と接触しないで自宅で過ごしていました。正直これが一番辛かったです。海外ドラマとYouTubeに本当に助けられました。
何にしろ、インフルエンザや風邪には罹らないほうが絶対にいいので、外から帰ってきたら『うがい』『手洗い』は必ずしたり、水分をしっかり摂り、栄養のある食事を食べて普段から、免疫力を高めておく事が大切ですね。
モンサンミッシェル修道院に行く時に気を付けたいこと
海の上に浮かぶ幻想的なたたずまいは多くの人々を魅了し続けています。
せっかくモンサンミッシェルに行くのなら、
今回は、モンサンミッシェル修道院に行くときに気を付けたいことについてご紹介します。
モンサンミッシェル修道院について少し
8世紀の初めに司教の夢に大天使ミカエルが現れ、何もない岩山に小さな礼拝堂を建てたことから始まり、数世紀にわたって増改築が行われたことで、ゴシック様式やロマネスク様式などの様々な建築様式が混じっているという、大変興味深く独特な作りになっています。
教会だけでなく、回廊や回廊から見える美しい中庭、西テラスからの眺めなど沢山の見どころがあります。
モンサンミッシェルのトイレ事情
日本で観光していても、トイレに困ることはそうそうないと思います。
割とどこにでもあって、無料で綺麗。
ヨーロッパは有料(有料だからと言って綺麗なわけではないです)だったり、
見つけるのが大変だったりします。
モンサンミッシェル周辺では
シャトルバス乗り場の近くにある観光案内所(無料)
島内の入り口すぐ(有料 €0.5)
参道
修道院内
にあるようです
私はいつも長く観光する前には、休憩がてらカフェやレストランで飲食してそのお店のトイレを利用してから行ったり、歩いていてとりあえず見つけたら行っておきます。
有料の場所もあるので、コインの準備も忘れずに。
修道院入場時の手荷物検査
テロ対策から、美術館や博物館、大聖堂などヨーロッパの観光地では手荷物検査がよくあります。厳重なところではカバンのファスナーを全部開けられたり、ボディーチェックがあったりします。
基本的には、スーツケースやキャリーケースは持っていくことができません。
『55㎝×35㎝×20㎝』を超えない荷物
のみの持ち込みが許されています。
持っていく前にカバンの大きさをチェックしてみるといいと思います。
フランス語・英語のサイト
www.abbaye-mont-saint-michel.fr
モンサンミッシェルで荷物を預けることができる場所
以前はモンサンミッシェルの観光案内所で荷物を預けるロッカーがあったようなのですが、現在はサービスを停止しているようです。
起点となるレンヌやサン・マロの駅や観光案内所でも荷物を預けられる場所は見つかりませんでした。
もし、宿泊を予定しているのであれば、ホテルで預けてから向かう事をお勧めします。
荷物を預ける予定のない方は、持ち物をミニマムにしてカバンの大きさに注意して下さい。
英語のサイト(日本語の切り替えもできます)
www.bienvenueaumontsaintmichel.com
最後に
トラブルを回避してほっこりできる旅をするためには、特に初めて行くところ、ましてや言語が違う場所では、カードが使える?とかトイレはどこにある?とか入場の制限は?など事前に調べることも大切と思うようになりました。
若いときは行き当たりばったりも楽しかったのですが、ある程度準備しておけば、無駄に歩いたりせずに済むので、30代半ばの私にとっては体力的にもとっても楽です。
調べる過程で、旅行を想像してよりわくわくしてくるので、夫との会話のきっかけにもなります。皆さんも素敵な旅を。
イギリスからモンサンミッシェルへの旅計画
今回は、一生に一度は訪れてみたい人気観光地の、
世界遺産『モンサンミッシェル』にイギリスから行く方法についてご紹介します。
- Rennes(レンヌ)経由で行く方法① ~飛行機編~
- Rennes(レンヌ)経由で行く方法② ~Eurostar(ユーロスター)編~
- Rennes(レンヌ)からMont Saint-Michel (モンサンミッシェル)へ行く方法
- Saint-Malo(サン・マロ)経由で行く方法 ~フェリー編~
- 最後に
Rennes(レンヌ)経由で行く方法① ~飛行機編~
モンサンミッシェルに行くには、フランス西部のブルターニュ地方にある『レンヌ』という町からバスに乗っていくのが一般的です。
レンヌやモンサンミッシェルに宿泊していく場合、飛行機を利用して、
まずはヒースロー空港(ロンドン)などからシャルル・ド・ゴール空港(パリ)に行きます。
エールフランスやブリティッシュエアウェイズなどを利用して約1時間半のフライトで到着します。
その後、シャルル・ド・ゴール空港(パリ)から超高速列車『TGV』に乗ればレンヌに行くことができます。
【所要時間は約2時間半】
※パリから行く場合はGare Montparnasse(モンパルナス駅)からTGVに乗ることができます。
また、パリ発のツアーも沢山あるので、そちらを利用する方法もあります。
GVは事前に予約ができます
日本語サイト
TGV予約- 主な路線:パリ~マルセーユ~ストラスブール レイルヨーロッパ【公式】
英語サイト
TGVに乗らずに飛行機で直接レンヌに行けないのか…と調べてみたところ、
サウスエンド空港からfly beで直行便を発見しました。
しかし、ちょっとロンドンからは遠いですよね…
近所に住んでいれば便利ですが、地下鉄や電車などを乗り継いで行くのは大変そうです。
Rennes(レンヌ)経由で行く方法② ~Eurostar(ユーロスター)編~
ユーロスターはイギリスとフランスの間のドーバー海峡を結ぶ海底トンネルを走る国際高速列車です。
始発のSt Pancras station (セント・パンクラス駅)からParis-Nord(パリ北駅)まで約2時間15分で行くことができます。
下記のサイトで事前購入ができます
日本語サイト
ユーロスター予約- 主な路線:ロンドン~パリ/リール/ブリュッセル レイルヨーロッパ【公式】
英語サイト
https://www.eurostar.com/rw-en/?
パリ北駅からはメトロかタクシーに乗りGare Montparnasse(モンパルナス駅)までいき、そこからTGVに乗ります。
下記のサイトで事前購入ができます
日本語サイト
TGV予約- 主な路線:パリ~マルセーユ~ストラスブール レイルヨーロッパ【公式】
英語サイト
Rennes(レンヌ)からMont Saint-Michel (モンサンミッシェル)へ行く方法
レンヌ駅からKeolisという会社のバスに乗ります。
チケットは片道€15で、チケット売り場で購入できます。
チケット売り場が開いていない場合は、運転手さんから直接購入することもできます。
バス会社(フランス語・英語)
Keolis Armor - Voyage en car, transport & location Bretagne
発車から約1時間後にはモンサンミッシェルへ渡る手前に到着します。
バスを降りた後は、無料のシャトルバスか馬車(有料)、徒歩でモンサンミッシェルに到着です。
Saint-Malo(サン・マロ)経由で行く方法 ~フェリー編~
飛行機や電車の移動が億劫だったり、車を持って行きたい場合はフェーリーで行くこともできます。
イングランドの南にあるPortsmouth(ポーツマス)からSaint-Malo(サン・マロ)までのBrittany Ferriesという会社のフェリーが出ています。
(ポーツマスはロンドンから車で1時間半くらい、電車だと2時間くらい)
今の時期(1~3月)のフェリーのスケジュールだと、
20時15分にポーツマスを出発し、翌朝8時15分にサン・マロに到着します。
帰りは20時30分にサン・マロを出発し、翌朝7時45分にポーツマスに到着の便と、
月曜日のみ10時30分にサン・マロを出発し、18時20分にポーツマスに到着する便があります。
約12時間の船旅です。
運賃のほかに、CABIN(客室)かSEAT(椅子)を予約します。
SEAT(椅子)は1人£5と激安です。
ブランケットやアイマスクなどのアメニティーと、共同のシャワーが使えます。
CABIN(客室)は簡易的なベッドとシャワー・トイレのついた客室から
まるでホテルの様なバルコニー付きの客室まで7タイプ(£49~102)から選ぶことができます。
もちろん、車も乗せることができます。(有料)
レストランやカフェ、キッズスペースもあり、のんびり過ごすことができそうです。
下記のサイトで予約ができます
英語サイト
Cross Channel Ferries to France & Spain - Brittany Ferries
到着するサン・マロはイギリス海峡に面している、フランス北西部のブルターニュ地方にある港町です。
ここから、Keolisという会社のバスに乗りモンサンミッシェルに向かいます。9:15にシヨン通りにある乗り場から乗車します。チケットはバスの運転手から購入します。
往復で€23ですが、片道での購入は出来ないようです。カードでの支払いも出来ないので、事前にユーロの準備をしておくとよいでしょう。
また、バスは時期によっては毎日運航していない場合があるので、ホームページで事前に確認しましょう。
もう一つFLIX BUSという会社からもバスが出ていますが、16:10発だったのでフェリーの時間とは残念ながら合いませんでした。
英語サイト
Keolis
FLIX BUS
Cheap Bus route Saint-Malo - Mont Saint-Michel from € 4,99 → FlixBus
約1時間15分後にはモンサンミッシェルへ渡る手前に到着します。
バスを降りた後は、無料のシャトルバスか馬車(有料)、徒歩でモンサンミッシェルに到着です。
最後に
今回は、飛行機・ユーロスター・フェリーを使ってイギリスからモンサンミッシェルに行く方法をご紹介しました。
パリの旅行と一緒にツアーでの参加が一般的ですが、このような方法でモンサンミッシェルだけをゆっくり観光するのも悪くない気がします。
ちなみに私はフェリーでモンサンミッシェルに行ってみたいなと思いました。
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「HOCCORI LIFE」は、MOCOによる情報発信Blogです。
私は転勤妻で、現在はヨーロッパに住んでいます。
好きなことは、「ほっこり」できる旅と、美味しいものを食べたり飲んだりすること、特に祖母が点てるお茶は絶品です。
猫が飼えないので、猫に会うために散歩に行くことも好きです。
結婚して今の場所に引っ越す前は、食べ物に関する仕事を10年ほどしていました。
旅や新しい場所に住むことを通して知る食べ物やレシピ、旅のTIPSを中心として、ここでの暮らしの様子などを発信することで、少しでも誰かのお役に立てれば良いなと思っています。
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初出掲載日:2019年1月10日